COMMONS×CREATOR SPECIAL INTERVIEW COMMONS×CREATOR SPECIAL INTERVIEW 財部亮治 アーティスト/YouTuber

SNS時代のアーティストマーケティング戦略。

財部亮治 財部亮治

近年、アーティストのYouTubeへの参入はステータスとなり、「YouTubeを制すものを音楽界を制す」なんて声も聞こえてきそうである。そんな中、チャンネル登録者数30万人と、音楽系YouTuberの中で圧倒的な人気を誇るのが財部亮治氏だ。事務所のサポートがない中で良質なコンテンツはどのようにして生まれたのか、そして今後は何を仕掛けていくのだろうか。

Question 01他のアーティストと違うことをしたくて、
会社を辞めてYouTuberへ。

今はフリーランスで音楽活動をしています。自分で楽曲制作から行っていて、ライブも定期的に開催しています。最近は、他のアーティストにも楽曲提供させていただく機会も増えてきました。YouTubeでは、カバー動画を配信することが多く、その中でも1番視聴されているコンテンツは、米津玄師さんの「LOSER」(再生数1,000万超)。近年は、YouTubeで音楽系のコンテンツ配信するアーティストがかなり増えている印象があります。自分自身は2012年7月にYouTubeへの投稿を開始しました。2009年、大好きだったマイケル・ジャクソンが亡くなり、YouTubeでマイケルのPVを見まくっていたんです。その時、海外のアーティストがマイケルの楽曲のカバーコンテンツを投稿していて、それを見た時に衝撃が走りました。それがきっかけで、YouTubeにはまりました。
当時、自分自身は、福岡で会社員をしながら音楽活動をしていたのですが、活動を見てくれたプロデューサーさんが「本格的に音楽をやらないか?」と声をかけてくださって、音楽活動に本腰をいれて取り組むようになりました。会社もその時に辞めました。結局、声をかけてくれた事務所には、所属しなかったのですが、それをきっかけに上京。それから多い時は、月に10本くらいライブをしていました。それでも、どこか漠然とした焦りがあって、『何か他のことをしないといけないな』と思ったんです。そこで、尊敬していた海外のアーティストに近づきたいと、YouTubeへのコンテンツアップをはじめました。

Question 02視聴者の生活の一部になれるのが
YouTube

今でも毎日めちゃくちゃ試行錯誤してます。
YouTubeって、数多あるメディアの中で、1番視聴者の生活の一部になりうるプラットフォームで、視聴者の皆さんの日課になることができるメディアだと思うんです。その前提で、いかにコンテンツを定常的に投稿できるか?が非常に大切だと思います。コンテンツアップだけを意識して、一本一本の質が低くならないようにということも常に意識しています。
また、新規で視聴してくださる方向けのコンテンツはもちろんなのですが、既存のファンの方が楽しんでくれるコンテンツを制作することに比重を置いています。毎回視聴してくれるコアファンは、基本的に僕が出したコンテンツにはポジティブな反応をしてくれます。ですが、コアファン層の2~5%以外のファン層へのどうアプローチをすればいいのか、コメントを増やすにはどうすればいいのか、ここをいつも考えてますね。

財部亮治

Question 03フリーランスは孤独との戦いの連続。

少し前の話に戻るのですが、動画をアップロードするにあたり、なかなか1人だけだと、制作リソースが足りないことってよくあるんです。なので、外部の人に編集の一部を手伝ってもらうなどはたまに必要で、それだけでも非常に助かります。また、フリーランスはよくも悪くも、個人の戦いです。1人なので、当然、相談相手がいないという現象が生じます。なので、相談相手、つまり”壁当て先”があればいいなと常に思いますね。自分だけの軸だと、知らぬうちにずれてしまっていたりするので。相談相手がいないわけではないですが、ビジネスフェースで的確にアドバイスをもらえる存在は常に必要かなと思っています。そういった意味では、孤独な戦いの連続ですが、常に相談できるプロフェッショナルとのつながりをもっていることは非常に大切だと感じます。

財部亮治

Question 04デジタルだけでなく、リアルの場でこそできることがある。

今って、インターネットのおかげで、オンラインで無数の人とコミュニケーションができる時代ですよね。こちら側からは顔も名前も知らない人とコミュニケーションが取れる。ただ、そんな時代だからこそリアルも活用して、オンラインとオフラインを密に絡ませたことをしていきたいなと思っています。ざっくりですが、”財部亮治フェス”のようなイベントができたらなと思っています。実は高校の時に文化際委員長だったんですよね。なので、全国の廃校で、イベントができたらなと。
これはやりたいですね。大人の文化祭?とでも言うんですかね?(笑)
これはずっと胸に秘めてます。その中で、体育館ライブをしてみたいですね。

財部亮治
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